AI行動解析システム「VP-Motion」に「画像ベース行動解析機能」を追加、より幅広い用途でのご利用が可能に
AI行動解析システム「VP-Motion」に「画像ベース行動解析機能」を追加、
より幅広い用途でのご利用が可能に
〜人体周辺の画像情報も含めて検知可能に〜
株式会社ネクストシステム(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:藤田 義生、以下「当社」)は、AI行動解析システム「VP-Motion」に「画像ベース行動解析機能」などの新機能を追加し、より幅広い用途への利用拡大と、より精度の高い検知が可能になりました。
「VP-Motion」は、検出したい行動や作業、動作に名前(ラベル)をつけて、あらかじめAIに学習させることで、対象の人物がどんな行動や作業をしているかをリアルタイムで判別できる最新のAI行動解析システムです。検出したい行動をお客様自身で自由に設定できる学習機能がついており、現場の環境やニーズに即したシステムを低コストで構築、導入できます。
「VP-Motion」では、従来から「骨格ベース行動解析機能」を採用しており、対象者の骨格情報を検知し、それをもとに人物の行動や作業を解析しており、これによって、学習時間の大幅な短縮や、学習済みモデルの軽量化、推論時間の高速化を実現しています。
今回、11月18日にリリースしましたVer.1.1.0では、「骨格ベース行動解析機能」に加え、「画像ベース行動解析機能」を新たに追加しました。この新機能では、人体周辺の画像情報も含めて検知するため、使える用途が広がり、手に持つ工具や作業の対象物などによっても、行動の分類分けができるようになりました。
■VP-Motion Ver.1.1.0の主な新機能について
① 新たに「画像ベース行動解析機能」が追加
人体周辺の画像情報も含めて検知するため、使える用途が広がり、工具、部品など持っている物で分類が変わる行動や、製品や装置の種類などの作業対象物によって、分類が変わる行動も解析可能になりました。
② 従来の「骨格ベース行動解析」に「上半身モード」が追加
「骨格ベース行動解析」は、従来、全身の骨格検知を行うものでしたが、「上半身モード」が新しく追加になりました。作業台の上の作業など、腕や上半身しか映っていない映像でも精度よく行動解析ができるようになりました。
■「画像ベース」と「骨格ベース」2つの行動解析機能の使い分けについて
① 「画像ベース行動解析」での検知が適した領域
人体だけでなく、人体周辺の画像情報の検知も必要な行動
例)ハンマー、レンチ、など何を持っているかで分類が変わる行動
作業する部品の位置や形や色、機械装置の形状など、対象物により分類が変わる行動
② 「骨格ベース行動解析」での検知が適した領域
人体の骨格動作だけで検知可能な行動
例)転倒、横たわり、座り込み、腕組み、手上げ、など、人体動作だけで分類できる行動
学習を行う際にいずれかを選択可能なので、「骨格ベース行動解析」でうまく分類できない場合に、「画像ベース行動解析」を試す、といった使い方も可能です。
■AI行動解析システム「VP-Motion」とは?
「VP-Motion」は、検出したい行動に名前(ラベル)をつけて、あらかじめAIに学習させることで、骨格や画像の情報から対象の人物がどんな動作や行動をしているかをリアルタイムで判別できる最新のAI技術を使った行動解析システムです。既に学習済みのモデルをベースにしており、少量の映像でも学習が可能で、検知したい行動をお客様自身で自由に設定できるため、さまざまなシーンで活用できます。
<行動解析システム「VP-Motion」WEBページ>
https://www.next-system.com/vp-motion
■行動解析システム「VP-Motion」製品概要
<基本パッケージ>
価格:798,000円(税抜)
内容:
・VP-Motion(Annotator、Trainer、Monitor) - Annotator、Trainer、Monitorの統合環境。1台のPC上で動作
・Standalone Monitor - 統合環境とは別のPCで動かすためのMonitorアプリ
・VP-Motion用プロダクトキー/PC1台分
・Standalone Monitor用プロダクトキー/PC1台分
<Standalone Monitor追加ライセンス>
価格:98,000円(税抜
内容:
・Standalone Monitor用プロダクトキー/PC1台分