株式会社テラバイト
姿勢推定AIを用いた筋骨格解析に利用
「AnyBody」における姿勢推定AIを用いた筋骨格解析に「VisionPose」を利用しました。
菊池 俊彦 氏 / 株式会社テラバイト 技術二部 部長
ビジネス要件
当社ではヒトの筋力や筋活動を推定する筋骨格モデリング/バイオメカニクスCAEソフト「AnyBody」を扱っています。AnyBodyでは、動作データをもとに、その動きを実現するのに必要な筋力や関節トルクといった力学計算がなされます。ユーザには人の動きの情報（=動作データ）をご用意いただく必要があります。
動作データ取得（モーションキャプチャ）の手段として、従来から光学式や慣性式によるモーションキャプチャ・システムが使われていますが、最近では、マーカレス・センサレス手段によるモーションデータの活用のお問い合わせが増えてまいりました。測定マーカやセンサを被験者に貼付することなく、また高額なカメラを複数台準備したり高額なセンサを用意することなく、イメージベースの情報（画像や映像）から人の動きを特定する技術を検討しておりました。
AnyBody紹介: https://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/
MP4動画（1映像）から特徴点抽出
VisionPoseを選択した理由
複数のお客様から貴社のVisionPoseの存在を知り、推定精度が良いことを、多方面の方々から伺いました。
私たちは、「VisionPose」による特徴点推定データ、弊社所有の光学式モーションキャプチャによるデータ、双方での「AnyBody」解析結果を比較しました。
条件によっては、光学式モーションキャプチャシステムと同等の解析結果が得られることを確認しました。そのため、マーカレスによる姿勢推定データの応用の一例として、弊社HPに掲載、ご紹介させていただいた次第です。
株式会社テラバイト様によるVisionPose検証についてはこちら
https://www.terrabyte.co.jp/AnyBody/exe-Any/anybody-sample14.htm
VisionPoseから推定された身体特徴点座標をAnyBodyに入力して、動作解析を行う。
導入効果と今後の展開
「画像・映像のみから、姿勢が、妥当に推定できる」ことをVisionPoseで実感し、その手軽さから、今後ますますその適用ニーズが増えるのではないかと考えております。
左：VisionPoseを利用した場合
右：光学式モーションキャプチャを利用した場合
企業情報
- 事業内容
- CAEツール、ソフトウェアの選定
初期立ち上げフォロー：教育・実規模例題解析
定期訪問サポート・コンサルティング
材料物性データ試験・物性データ作成
衝撃・落下試験
受託解析
専用ソフトウェア開発
ソフトウェア販売
ご購入・お見積もり、開発のご相談やご不明な点がありましたら、気軽にお問い合わせください。
※現在、法人のお客様のみの販売・ご提供となります。ご了承ください。