皆様こんにちは!先日、定食屋にて弊社社員のOさんに「…あー唐揚げがよかったなぁ。あ!末本さん注文まだならこれと替えてよ!」と半ば強制的に交換させられる、という恐ろしい夢を見ました。広報担当の末本です。
この夢をご本人にお話したところ「いや、最低やん」とのお言葉をいただき、現実世界の平和さに安心しました今日この頃です。
さて、そんな私もようやく入社して約1か月が経ち、渾身の社内インタビューについてのブログを公開し浮かれ気分の私に、上司のGさんが指をバキバキさせながら近づいてきました。
※GさんのGはゴリラのGじゃないですからね?ちゃんとお名前のイニシャルですよ?
勉強も兼ねて、開発中の「エルゴノ」についてブログ書いてみよっか!
…ベンキョウ…エルゴノ…なんですかそれは?(勉強は分かれ)
そう。私末本、勉強という2文字が爆裂に苦手でして。
さらに社内インタビューでは完全に人任せにしていた「製品への理解力」が今回問われるのです。 今こそ長年筋肉で凝り固まった脳みそを柔らかく活用するとき。ん?誰ですか?今「脳筋め」と言った人は。 …そんな私の茶番はさておき。
今回も開発者にお力添えいただきながら、ブログを通して「エルゴノ」を知っていただければ幸いです!
もくじ
そもそもエルゴノミクス(人間工学)とは?
エルゴノミクスとは、人の動作や身体的特徴などから、人に適した物やシステム、デザインに反映し、負荷やミスを減らしたり、快適性や生産性、効率などを向上させることを目的とした人間工学という学問になります。
具体的な実例でいうと、スロープ付き階段などのバリアフリー設備は、エルゴノミクスに基づいた「人に優しい」設計と言えますね。ITやコンピューターの分野でも、多機能なマウスや長時間座っても疲れにくいゲーミングチェアなども同様なことが言えます。
とあるランキングによると、我が福岡県は「優しい人が多そうな都道府県ランキング」で堂々の2位でした!(何の話)
開発中のエルゴノシステムでできること
現在ネクストシステムで開発中のシステムでは、画像や映像を入力後、AIが3次元の骨格を推論し、そこから得た骨格情報から各関節にかかる負荷値を算出・可視化しています。この負荷値を評価することで、具体的な姿勢の改善などに活用できることになります。
例えば、製造業などの現場で、腰を曲げて作業している様子を俯瞰で解析し、改善のために作業台の位置を高くして腰を曲げなくていいようにするなどが挙げられます。
こんな経験はございませんか?
でも、もし日常生活をエルゴノミクス評価で解析できたら!
つまり…
工場・製造業以外で考えられる利用シーン
スーパーの陳列やレジの労働環境
各業務での人数配分の調整に役立てたり、品出し作業等の負荷の数値を各作業場ごとに提示することで女性やお年寄りの方でも安全に作業可能かを知ることができ、作業場への配属前後で労働イメージのギャップを抑えることにも繋がります。
スポーツのフォーム改善
お手本のフォームで負荷のかかるタイミングや数値を知り、自分と比較することで理想のフォームへの近道となることが期待できます。
また、やむを得ず集中的に負荷がかかる動作でも、慢性的な怪我の予防や運動後のケア方法、また強化トレーニングの参考になればいいですね!
筋トレ中のケガ防止
ウエイトトレーニングは、筋肉だけでなく関節にも負荷がかかります。広すぎる可動領域や、適切ではない角度のフォームで行うと、正しく力が伝わらず、関節を痛めたりケガのリスクが高まってしまいます。様々な人の体型をエルゴノで負荷解析することで、その人にマッチしたフォームの改善などに活用することが期待できます。
さらに、スマートウォッチと連携して、関節に大きな負荷がかかるフォームや動きの際に知らせてくれる機能があると、より使いやすいかもしれませんね!
ちなみに私は「ライフル射撃」をやっていたのですが、基本のフォームが”反り腰”だったので、長年腰痛に悩まされていましたね…(苦笑)
今後の開発や展望に向けて
現在のシステムで認識できる関節だと、大まかな身体の動きは捉えられるが細かい動きには対応できないので、追加学習によるAIの強化などで認識できる関節数を増やし、手元での作業やより細かい部位の解析に対応できるようにしたいですね。
▼ちなみにこちらが現在開発中の「エルゴノミクス評価ソフト」の画面です!!
まとめ
リリースに向けて最終調整にはいっている「エルゴノ」。
これからさらに精度向上を重ね、より多くの方に使ってていただき、自分では気づかない負荷やそれに伴う痛みに寄り添うことで世界が平和になればと考えております!
そして私のつたない説明はいかがでしたでしょうか…まだまだ弊社製品への勉強は続きますね!! 伸びしろですねぇ!!
また、リリースの日程など決定しましたら、弊社Twitter・Facebook・WEBサイトでお知らせいたしますので、チェックの程よろしくお願いいたします。