【社員インタビュー】元靴屋も?福岡のAI企業で活躍するエンジニアに話を聞いてみた

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AIエンジニアになりました

「実際にAI企業で働いてるエンジニアってどんな人だろう?」

「私でもAIエンジニアになれるのかなぁ…」

そういった疑問や不安をたくさん抱えている方は多いのではないでしょうか?

そこで今回、弊社のAIエンジニアである大関さんと青山さんのお二方にそれぞれお話を伺いました。彼らがなぜAIの企業に入ろうと思ったのか、実際にAI企業での業務や困難など、知られざる秘密を暴いていこうと思います!

今回の記事は

「AI企業に入りたいけど、迷っている」

「AIエンジニアに興味があるけどそんな仕事内容かが知りたい」

という方にとって、ご参考になれば幸いです。

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松尾

大関さん、青山さん、今日はよろしくお願いいたします。

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大関さん

はい、こちらこそよろしくお願いいたします。

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青山さん

はい、よろしくお願いいたします。

AIエンジニアの日々の業務

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松尾

早速なんですがお二方は現在どのようなお仕事をされているんですか?

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大関さん

私はVisionPose(※1)の追加学習による骨格検出の精度向上や、希望されたお客様ごとの使用用途に特化した学習済みモデル(※2)の作成を行なっています。

※1 VisionPose
VisionPoseとは、WEBカメラのみで複数人の骨格深度情報を検出可能なAI姿勢推定エンジンのことで、弊社が独自で開発した製品です。
VisionPoseについての詳しい情報はこちら

※2 学習済みモデル
学習済みモデルとは簡単にいうと、何か特定の分野を学習したAIということです。

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松尾

む、難しそう…。

追加学習による骨格検出の精度向上を行うには、具体的にどんな作業を行うんですか?

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大関さん

基本的には認識が弱い箇所を中心にアノテーション(※3)データを作成し、学習させています。また、必要に応じてデータの加工も行い学習を行います。

※3 アノテーション
アノテーションとは注釈の意味で、簡単にいうとAIがパターンを認識できるように画像や音声などにタグをつける作業のことです。

▼VisionPoseでの追加学習についてはこちら
https://www.next-system.com/visionpose/feature/annotation

▼アノテーション作業風景はこんなかんじ。

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松尾

僕もアノテーションデータの作成をネクストのアルバイトだったときにやりました!かなり細かい作業ですよね。
こちらの思惑通りに精度があがってくれるかは学習してみないとわからないところもあったりしますし、効率よく学習させるためには知見だけでなくセンスも求められるポジションだなと感じました。

青山さんはどんなことをされてるんですか?

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青山さん

私は機械学習のためのデータの作成、アルゴリズムの選定や解析結果の評価や、機械学習を扱いやすくするためのツールの作成とかですかね。

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松尾

これまた難しそうですね…汗

機械学習を扱いやすくするためのツールって例えばどういったものがあるんですか?

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青山さん

そうですね。

例えば、教師データ(※4)を視覚的に見やすく表示するビューア(ファイルの中身を見るためのソフト)などです。
あとは機械学習で取得したデータを応用して利用するためのアプリケーションの作成なども行っています。

※4 教師データ
教師データとは、人工知能が出力結果が正しいかどうかを判断するために必要なデータのこと。

ちなみに、「用語の意味がわからない!」という方へ。ご心配なく。

以下の記事でわかりやすく具体的に解説しているので、そちらを参照してください。

AI(DeepLearning)とWEBカメラを使って人間の骨格を検出するシステム『VisionPose(ビジョンポーズ)』を3月にリリースしたα版のフィードバックを元に、β版の開発に取り組んでいます。学習済データ(モデル)の追加学習が可能になり、さらに特定動作の教師データを作成するシステム『アノテーションツール』を開発しました。これにより自社での追加学習が可能になったので、今回はVisionPose®の追加学習周りのことをまとめてみようと思います。

そもそもAIに興味を持ったきっかけは?

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松尾

ところでお二方は以前からAIに興味があったんですか?

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青山さん

そうですね。私は大学でAIの研究をしていたのでもともと興味がありました。大学時代は人間の手の奥を想像してAIが補完するという内容だったので今の会社にすごく役立っています。

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大関さん

私はAIとは程遠い仕事をしていましたね笑

もともと靴科専門学校を卒業した後、靴の企画や製造をする会社に勤めていたんですけど、そのあと転勤で福岡に来たんです。

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松尾

靴!?

そこからどうやってAIに興味を持つようになったんですか?

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大関さん

きっかけは、ある日AI関連のテレビ番組が放送されていて、それを見たとき「あ、AIって面白そうだな」って思ったんですよね。それから働いている会社を辞め、AIの勉強をすることにしました。もともと数学は好きだったので、学ぶことに苦はありませんでした。数ヶ月間独学で勉強した結果、Pythonである程度コーディングはできるようになりましたね。

入社理由と実際にAI企業に入社した感想は?

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松尾

お二方はなぜネクストシステムに入社しようと思われたんですか?

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青山さん

私はもともと福岡出身で大学は関西の方だったんですけど、色々あって福岡にまた戻ることになって。それで福岡のAI企業を調べたら出てきたのがネクストシステムだったんですよね。決め手はもちろん私がAIに興味があったっていうのもなんですけど。あとは「社長がエンジニア出身」っていうのも大きかったですね。

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大関さん

私の場合はAIの企業を色々調べている中で自分がやりたかった画像認識に分野に特化していたこと、特にスポーツが好きなので骨格検出を扱っているところに魅力を感じましたね。

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松尾

実際に入社してみてどうでしたか?

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大関さん

やはり最先端技術を利用した開発を行う企業というのもあって、新しい情報や技術にどんどん触れていける点は、独学では簡単にたどりつけない経験だと思いますので大きいです。あと、他のエンジニアのレベルが高すぎて入社当初は苦労しましたね。仕事以外の時間も使って日々勉強していました。

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青山さん

本当に周りのレベルが高いので私も技術的に成長できました。

それと、今自分が担当している行動解析の分野は本当に面白くて毎日充実してます。特にVisionPoseの認識予測は大学時代にやっていた研究が結びついているので、逆にこの会社以上に私にフィットしている会社って日本にないんじゃないかな?笑

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松尾

それだけ成長できる環境と、伸び代があったからこその今なんですね。

やはりネクストシステムの強みは技術者にあるんでしょうか?お二人が考えるネクストの強みってなんでしょう?

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大関さん

技術者のレベルもそうだと思います。そのおかげで生まれた商品がVisionPoseでもあるので。

VisionPoseは本当に優れたプロダクトだと思います。ご相談次第でキーポイントの追加や苦手な姿勢の強化を行うことができるので柔軟性が高いです。

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青山さん

たしかに、ベテランの社員が多いと、私たち若者の学べるスピードが圧倒的に変わってきますね。

それに加えて、社長がエンジニアだということも大きな強みかと。エンジニアに適した環境を与えてくれるという面は非常に助かります。また、社長が顧客に技術的な説明ができるというのもこの会社が持つ強みでしょうね。

AIエンジニアとしてこれから成し遂げていきたいこと

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松尾

お二方はこれからもネクストシステムを支えていくキーパーソンになっていかれるかと思うのですが、今後の目標等はありますか?

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大関さん

自分で実装してオープンソースを作ることです。やはり技術者として一番嬉しいのは自分が作った物をより多くの人に使ってもらうことなんですよね。オープンソースだけでなくても社会に貢献できるような技術を提供できればと思っています。

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青山さん

私はこれからもっと自分から積極的にAI学んでいって、新しいことにどんどん応用していきたいですね。

まず自分が確かな技術力と知識を持つことで、周りのエンジニアの方に意見を言えるようになっていきたいですね。それが会社への貢献にも繋がっていくと思うので。

WEBカメラだけで3D解析を行うAI骨格検出システム「VisionPose(ビジョンポーズ)」は人間の動きを測定したい方のための唯一の国産SDKです。リアルタイム検出だけでなく動画や静止画からも骨格検出が可能。各種スポーツでのフォーム解析や監視システムへの組み込み、Vtuber配信など、さまざまなシーンでお使いいただけ...

AIに興味がある人へ

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松尾

最後にAIエンジニアを目指されている方やAI企業への入社を考えてる方々に一言ずつお願いします。

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青山さん

AIって発想次第でどうにでもなるんですよ。本当に無限の可能性があるので、この面白さをもっと多くの方に知ってもらいたいですね。

毎日新しいAI分野などを調べてると「これ本当に人間を超えるんじゃない?」って思ったりします笑

ネクストシステムではそういった「AIを本気で学びたい!スキルアップしたい!」という方を大歓迎してます。ぜひ検討してみてください!

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大関さん

やりたいことにチャレンジできる環境があるので、新しい技術で何か挑戦したいことや実現したいことがある人にはおすすめです。自分も入社時にAIに関わりたいと希望し、入社から今までAIに携わる仕事をさせて頂いてます。
また、社員も最新の技術に詳しく、技術の話題で盛り上がることもあります。質問や相談もしやすいので、とてもいい環境だと思いますよ!

おわりに

ここまでAIエンジニアのお二方からお話を聞かせていただき気づいた共通点がありました。

それは「好きを仕事にしている」ということです。

大学で学んだことを活かし、難解なAIの分野をとことん探求していく青山さん、全くの未経験から独学でエンジニアになった大関さん。AIがますます重要になってくる時代、お二方の今後の活躍が楽しみですね。

皆さんもAIエンジニアとして一緒に社会を変えていきませんか?

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