スマホやTHETAで立体的なVR撮影が可能か試してみた

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vrアイキャッチ

みなさまこんにちは。

最近PSVRを購入してホクホクしている、ネクストシステム広報担当の田中です。

ドヤ顔の田中

それにしても巷ではOculus Rift、HTC VIVEなどなどVRが何かと話題になっていますよね〜。

最近はTHETAなどの360°の写真、画像が手軽に撮れる製品も身近にはなってきたものの、

VRが生活に浸透するにはもう少し時間がかかりそうかな、と思う今日この頃。

というわけで!生活に浸透するその前に、

「専用のカメラを使わないで立体的なVR撮影が可能なのか?」という疑問を払拭すべく、

・スマホ2台で撮る方法

・THETA1台で撮る方法

の2種類で試してみました。

お時間がない方のために先に結果をお伝えすると、

立体的なVRを撮影する際には後述で紹介する、専用のカメラを使った方が、

簡単でより綺麗に撮影できます。

今回のチャレンジはご参考までに^^

そもそも、立体的なVRの撮影方法とは?

まず、360°の平面画像・動画でよければ、THETAなどの360°で撮影できるカメラで撮影した写真を2枚用意し(右眼用と左眼用)、

トップアンドボトム、サイドバイサイドのような形式に合わせて編集すると、

簡単に360°画像・動画をお手持ちのVRでお楽しみいただくことが可能です。

編集形式

しかし、「もっと没入感が欲しい!!」というあなたは、

360°画像・動画だけじゃ満足できないでしょう。

では、平面的なものではなく、より立体的に奥行き感をだすためにはどのように撮ればいいのでしょうか?

実は、立体的な360°VRを撮影する場合、

右眼用と左眼用のレンズの間隔を、6.5cmの開けて両目一枚ずつ撮影する。

という条件を満たせば理論的には可能です。

「なーんだ、簡単そうじゃん!」と思ったあなた!地獄をみることになっても知らんぞ〜!

お手軽にiPhone2台で180°VRを撮影してみた。

みなさまは最近、You Tubeさんから、

「180°の範囲のVR動画に対応したよ〜」

という発表があったことはご存知でしょうか?

「360°動画を撮ったとしても、ユーザーが見るのは基本的に正面だし、180°で事足りるくない?」

となったわけですな。

それならiPhone2台使って撮影したら180°VR動画撮れるんじゃ・・・

と考え、試してみたのがこちら。

スマホでVRを取ろうとしてるところ

iPhone2台と100均で見つけたスマホホルダー2つを分解し、

オフィスに転がってたブックスタンドを組み合わせて三脚に固定し、

即席VR撮影キット(180度)をDIYしてみました。

結論から言いましょう。

iPhone2台での立体的な3D写真撮影は結構大変です。

というのも、6.5cmという視差の間隔がかなりシビアなんですよ。

おまけに土台も水平ではなかったようで、

編集してYou TubeにUPしてみたところ、見事に180°VR動画と認定されませんでした。

一応、立体的に見えるかな〜くらいにはなりましたが、

ずれてるわ、ぼやけててるわ、で少し気持ち悪かったです。

↑お手持ちのVRゴーグルなどで再生できますが、クオリティは低いです。

もちろん懇切丁寧に撮影したら良くはなるんでしょうが、

実際にやってみた感じ、手間がかかり結構大変ですね〜。

Oculus RiftやHTC VIVEなどのHMD(Head Mounted Display)を使った没入感の高いVRシステム(Virtual Reality/仮想現実)やMS HoloLensのARグラスを使ったMRシステム(Mixed Reality/複合現実)の開発を行っています。没入感の高いVRシステムやMR...

THETA一台で360°VR撮影してみた!

スマホがダメならTHETAや!!

ということで、THETAを2台使うのではなく1台で2回撮影する方法を試してみました。

スマホの時は動画で撮影しましたが、今回は画像です。悪しからず。

というわけでこんな感じでセッティングしてみました〜。

見よ!この即席感!

THETAでVRを撮ろうとしてるところ

今三脚の上にライトで台を作り、その上にiPhoneの水平器を起動した状態で置くことで、水平をキープ。
その上にTHETAを置いてます。

これで一枚撮影したら、水平にTHETAを6.5cmズラしてもう一枚撮ればOK。

が!!これが至難の技。

水平に動かす且つ迅速に作業しないと、画像がずれてしまったり、光の加減が変わってしまい、VRで見るとなんだか気持ち悪くなることがあります。

そんなわけで、早速VR画像にしてみた結果、以前スマホで試した時よりも、きっちり測ったこともあり、ズレが大分軽減され、中々綺麗に見えました。

ただ、iPhoneの水平器は超正確というわけではないので、多少のズレがありそうです。(平均値をとって計測しているため)

ちなみに、水平部分を改善するため、

その辺の手すりの上にTHETAを置いて6.5cmズラした方が、綺麗に見えました。

THETAを手すりにおいた様子

まとめ

いかがでしたでしょうか。

もし、やってみたいという方がいらっしゃったら、私という屍を踏み越えて、

是非お試ししてみてください〜!

そして感想をお聞かせいただけましたら幸いです。

というわけで結論、

VR画像・動画を撮る際には、専用のカメラで撮るべし

でした!

また、どうしても真正面と同じ両目の視差をどの角度でもキープすることは困難なので

できるだけなんとかしようと作られた製品があったりします。

下記のサイトで詳しく紹介されてるので、

もっと楽に綺麗に撮りたいという方は参考にどうぞ^^

ネクストシステムではAI、xR(AR/VR/MR)など先端技術を利用した開発を日々行っています。よかったらWEBサイトも覗いてみてください^^

▼ネクストシステム WEBサイトはこちら

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