VRChat・・・それは素敵な空間・・・
突然すみません。ネクストシステム広報担当の田中です。
先日株式会社アイ・エム・ジェイのR&D(研究開発)チーム、「すまのべ!(@sumanobe)」の、かもしさん(@Kamo_4)から、とあるVRを使ったご相談をいただきまして、とりあえずミーティングしますかって時にこんなメールが届いたのです。
Skypeがよろしいでしょうか?VRChatでも可能ですw
リアルアバターで田中さんに初めて会うとか面白いな、と思ってたので、
VRChatでも可能です。
ミーティングをVR上で行う・・・・・・だと・・・?
しかもリアルアバターで?初対面なのに????
絶対やる〜〜〜!!!!
超やる〜!すぐやる〜!
そんな面白そうなこと誰がお断りしましょうか、いやしない(反語)
人間初対面で9割決まるってばっちゃが言ってた気がするけど、
VR上での初対面は一体どうなるのでしょうか。
そんな好奇心を胸にきちゃいました、VRChat。どん。
何だろう。すごい未来感があることしてるのに、写真にあまり違和感がない。
4人中3人がリアルアバターだからですかね。(1人はカメラ係)
しかもみんなFutureDiversのメンバー。こんなところで自分以外のリアルアバターに出会えるとは。。。
■FutureDiversとは?
現実の身体を3DスキャンしてVRChatに持ち込む「リアルアバター」勢。
未来の可能性を感じることはとりあえず試してみるDivers
これもVRChatの多様性(Diverse)なのかもしれない。
ちなみにVoxelFamiliars(ボクセル ファミリアス)とは正反対の存在なため、対抗意識が強い(という設定)
しかも今回のMTG会場は、VRChat上に作られた、すまのべ!さんの実際のオフィスを再現したという『すまのべや!』ルーム(写真の奥の建物)。
座高が低すぎるメンバーがいたので、建物の外で立ち話となりましたが素敵物件でした。
一番面白かったことは、ミーティング途中で2度ほどたぬ福氏(@tanufuku)のリアルアバターが
めちゃくちゃ真面目な話をしながらスーーーーーーッと浜の方に消えていく事件
があったことです。
VRでミーティングをしてみて気づいたこと
初めてのVRミーティング。いくつか気づきがあったので列挙します。
雰囲気が悪くなりようがない
初めての感覚でしたが、和気あいあいとお話ができました。
例えVR上ピリピリした重要な会議をしたとしても、リアルアバターを通してしまうと、シュールすぎて雰囲気が悪くなりようがない気がします。
プリプリ怒ってるリアルアバターってむしろちょっと面白くないですか?
リアルアバターでなく可愛い女の子アバターだったら逆に癒されそうです。
お固めのミーティングで導入することで担当者の胃腸も救われそうですね。
初対面なのに親しくなるスピードが異常
すまのべ!さんと初めて連絡をとったのがこの日の午前中で午後にはもうVRChatで顔合わせという、超スピード感だったのですが、
ミーティングが終わったあと、
あれ、出会ったの数ヶ月前だっけ???
みたいな錯覚に陥りました。
VRは没入感がありすぎて、結構人見知りを発揮してしまうかなと思っていたんですけれど、
不思議と現実空間で喋った時より話しやすかったような・・・・。
もしかしてVR上での体の距離が近いからなんですかね。
通常、現実空間でのミーティングは机という物体によって阻まれ、ある程度の距離を保ってお話ししますが、
しかし今回のVRChatでのミーティングではこう!
アバターとの距離が近くなりがち。
なんだったら食い込みます。
これが現実空間ならパーソナルスペースに入られることで、嫌悪感を感じる方も多いと思いますが、
VRならパーソナルスペースがない(に等しい)のです。
すまのべ!さんが話しやすかったからという可能性も大いにあるんですが、
もしかしたら、パーソナルスペースの概念を取り払った上で、距離が近すぎるから心理的に話しやすいのかもしれませんね。知らんけど。
リップシンクは超重要
少し不便だったのが、誰が話してるのかわからなくなるということです。
リアルアバター勢はリップシンクをつけていない方が多いのではと思いますが、
口が動かないアバターは見た目で誰が喋っているかわからないので、声だけで話している人を判別する必要があります。
■リップシンクとは
ここではマイクを通した音声に合わせて、3Dモデルが話しているような口の動きをつけること。
雑談程度ならそこまで気にならないんだと思いますが、
ビジネスの話の場合しっかり理解しておかなければならないですし、目からの情報が少ないのはちょっと困りますよね。
リップシンクの重要性をひしひしと感じた時間でした。
ちなみにミーティングでは最終的に挙手制で対処しました。
座って操作できるように設定するべき
ところで、VRChatを使う際の姿勢の話なんですが、
私は立ってアバターを動かすように設定していたので、座るとアバターも連動してしゃがんでしまうんですよ。
話すぶんには特に問題がなかったのですが、やはりビジネスの話し合いなので困ったのは、メモを取るときの姿勢です。
メモをとるために着席したかったのですが、現実空間で座ってしまうと仮想空間の私も座ってしまうんですね。
すまのべ!のお二人のアバターは立ってるのに、私のような若輩者が座ってるのはなんか失礼じゃないですか。
絵面的に。
というわけで、座らないように頑張りながらメモを取りましたが、HMDの隙間からPC画面を見る必要があり、めちゃくちゃ取りづらかったです。
また、このブログを書くために後にこの時の姿勢を再現して気づいたのですが、
その時の現実世界での表情は見られていたら完全にアウトな部類でした。
しかしVR上でミーティングを行う場合、やはりメモを取りたい場面もありますよね。私のように女の道から外れた表情をしないためにも、素敵な案はないものか・・・。
と、そんなことをお昼時間にモリモリお弁当を食べている社員に相談したところ、こんな案が出ました。
- VR上にメモを残す
- SmartAIなどで音声入力する
- 録音、録画
なるほど、SmartAIで音声入力は思いつかなかったです。
どのくらいの精度が出るのかも気になりますが、いい案かもしれません。
というわけで、メモをとる方法はまだ改善の余地がありそうですが、とにかく言えることは、
ミーティングの時は座ってVRができるように設定するべき
ということ。
ちなみにすまのべ!さんは普通に座ってVRされていたようです。
VRChat上でこの設定が変更できるということを後日知ったのですが、カッコつけないで教えてもらえば良かったよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
すでにVR上でミーティングができるんですから、まだまだ色んな使い道がありそうですよね。
VRデートとかも絶対行われるだろうし、インドア派彼氏もVR上でなら、
『今日は宇宙(ルーム)行こうか』
みたいなスケールのでかいことを言い出すんですかね。なにそれ楽しい。
というわけで想像が止まらないVR分野ですが、
弊社でも現在Macユーザーやスマホユーザーでも対応できるマルチデバイスに対応したソーシャルVRを開発中です。
その名も『52Chat』。完成をお楽しみに。
▼52chatの詳細はこちら
▼52Chat WEBサイトはこちら
▼NEXT WEBサイトはこちら
すまのべ!さまWEBページ:https://sumanobe.imjp.co.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/sumanobe/
Twitter:@sumanobe
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おまけ
ちなみに後日すまのべ!さんが弊社にご来社されたんですが、
「はじめまし・・・・て??????」
と戸惑いを隠せなかったことは、いうまでもありません。
ちなみに全然初対面な感じはしませんでした。
現場からは以上です。